こんにちは 司法書士の大西です。
秋深しですね。今日は少し、冷えます。
さて、今日の話は、受任通知を出す際の注意点です。
といっても注意点は専門家が依頼人の方に、指示すべきことですから、みなさんには直接関係ないかもしれませんが、ご依頼される先生によっては、細かい指示がない場合が、ありますので、ご一読の価値はあると思います。
受任通知は、その債権者にあなたの債務整理を知らせ、取り立てや請求を停止してもらうお願いです。
まず、車のローン会社に通知を出す際の注意点です。
ここに通知を出すと、原則車が引き上げられます。
それは、所有権留保といって、ローンを組んだ車の所有権は、あなたではなくて通常はローン会社が持っているのです。
ローン完済と同時に、留保していた所有権があなたにうつるのです。
それまではローン会社のものです。引き上げは、ローン会社指定の業者が、あなたの車を引き上げに来ます。
引き上げる時期は、ある程度融通がきくところが多いようです。
車内に私物を撤去し、車検証等の書面をそのまま車内に残して、引き挙げてもらいます。
すでに車検が切れていたら、その旨をローン会社に伝え、あとはローン会社のほうで対応してくれます。
だから、これと言ってあなたが準備しないといけないことはありません。
引き上げ日まで、車をきちんと保管しておけば結構です。
受任通知出した後は、使用を控えてください。
車が古くて、価値がないと判断された場合は、通知を出したからと言って特に変化はありません。ローンは残っていたが、車そのものがない場合は、現物がないことと、なぜなくなったのかの理由をローン会社に伝え、相手の出方を待ちます。
車がないケースは、多々ありましたが、古かったため、現物は処分してないと報告しても、特に債権者からは、なにもありませんでした。
受任通知を出すときとは、通常司法書士や弁護士と契約を締結した時です。このときに車をあきらめられる人やあきらめざるを得ない人は、すぐに通知を出すことに問題はないでしょう。
しかし、破産になるか、任意整理かわからない人も当然います、その場合は車のローンは、ひとまずそのままにしておいて、他の債権者の債権調査と、その依頼人の家計状況から数ヵ月後に再検討し、場合によっては、そのときに車のローン会社に通知を出すということもあります。
ご意見・ご感想をお待ちしています。
次回の借金解決ニュースは、受任通知続編です。
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