個人再生の例1(自宅を守りながら個人再生)

めぬいじんろくさんは、会社員勤めの55歳の男性で、家族は妻と子供2人(ともに成人)ですが、住宅ローンのほか、車のリーン、貸金業者への返済等に窮しており、いわゆる多重債務に陥っていました。

 

めねいじんろくさんは、やむを得ず、私の事務所に借金の相談に来られました。

 

    

めぬいさん「住宅ローンがきつくなって、その返済のために借り入れたのですが、それがまたしんどくなって、さらに別のところから借りたりして、借金が膨らんでしまいました」

 

 

私「住宅ローンがまだ先が残っていますね。自宅を守りながら、住宅以外の借金を整理する方法として、個人再生というものがあります。これは、住宅以外の借金を圧縮(減額)して、圧縮された金額を支払い終われば、あとの圧縮されていない借金は、支払う必要がなくなり、あとは住宅ローンだけ支払えばよいというものです」

 

 

私「ただ、その方法は、他の手続きと比較して、必要書類が多かったり、作成する書面があったりして、少々時間と手間もかかります」

 

 

めぬいさん「自宅は手放したくないので、ぜひお願いでできませんか」

 

 

私は、めぬいさんに委任契約の内容を説明し、契約を結び、早速債権者に受任通知を送付しました。

 

めぬいさんは、私の指示に従い、家計簿をつけ、貯金を積み立て、必要書類の収集にも積極的に協力しました。

 

委任契約締結の8か月後、めぬいさんは、住宅資金特別条項付きの個人再生(小規模個人再生)の申立をしました。個人再生の手続きは、順調に進んだのです。

 

 

債権額に争いのある債権者もなく、提出した再生計画案に対しても反対の意見を述べる債権者もいませんでした。

 

 

そして、最終的には個人再生が認められたのです。

私に相談した当時の住宅ローン以外の借金は、約700万円ありましたが、個人再生が認められた結果、140万円に減額に成功しました。

 

この140万円を3年間で払い終われば、残金560万円(700万円ー140万円)の支払い義務から解放されるのです。

 

 

めぬいさんは、現在も返済を継続中であるが、残りの返済期間は、あとわずかです。

 

司法書士の一言

めぬいさんは、少しお金の使い方に問題がある方でした。

家計簿をしっかりつけてもらうことを約束して、食費や嗜好品、遊興費、携帯電話代など一つ一つの項目を見直していきました。

 

 

昼食は外食していたのをお弁当に変えたり、携帯電話1台を解約したりしながら不必要な出費を極力抑えることに成功しました。

 

この努力があり、無事個人再生が成功したのだと思います。

個人再生の紹介例について

紹介例は、実際にあった事件をもとに作成していますが、登場人物の「めぬいじんろく(仮名)さん」は実在しません。

 

 

個人再生の例をお分かりいただけるように、事件の骨子をご紹介しました。

 

 

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