任 意 整 理

任意整理とは、司法書士や弁護士が各債権者と分割金額や分割回数、遅延損害金等を交渉し、和解によって解決を図る手続きです。

債務整理方法の基本形と言えるもので、借金の全額を支払っていきます。

 

一括で解決は難しいけど、分割ならなんとかやり遂げられるという場合に取られます。

一括返済での処理も任意整理の一種ですが、通常任意整理と言えば、分割払いとなります。

将来の利息を付けずに、支払った金額がそのまま借金の減額となるように交渉しますので、いつまでたっても借金が減らないということにはなりません。

 

また、任意整理は、自己破産、個人再生と異なり、裁判上の手続きではありません。その名の通り、整理すべき債務を「任意」に選び、「任意」な方法で整理するというものです。

 

しかし、ここでいう任意というのは、思うままという意味では、必ずしもありません。整理すべき債務を選ぶ場合に、債務全体の整理という観点に立ちつつ、整理すべき債務を選ばなければなりません。

相談者の中には、専門家に一部の債権者名を告げずに、ご自身の判断で当該債権者を債務の整理から初めから外そうとされる方がいます。

 

 

専門家からすれば、債務全体の最も望ましい整理方法を決定する上で、必要な情報が伝わらなかったために、判断を誤る危険性があると言えます。場合によっては、任意整理すべきではない事案にも拘わらず、一部の債務が漏れていたために、任意整理によってしまい、手続き方針を誤るということが十分に考えられます。


従って、ご自身の判断で債権者の選別はしないで戴きたいと思います。専門家には、すべてを打ち明け、どうするかはその後の打ち合わせで決めていかねばなりません。

 


任意整理する上で、ある債権者を整理の対象とはしないというケースはままあります。
例えば、ショッピングだけの債権者や、銀行のカードローン、住宅ローン等です。これらは、利息制限法に定める制限利率が問題にならない商品だからです。しかし、これらの商品が必ず、整理の対象外となるということを必ずしも意味するわけではありません。

任意整理を採用する場合のメルクマールは、債務総額を3年間(36回払い)で払い切れるかという点です。債務総額が100万円なら、毎月約28000円、200万円なら毎月56000円が滞りなく、返済し続けられるかという観点で、家計チェックをしなければなりません。

 

子供がまだ小さい場合や、収入の変動が大きいような場合は、高いハードルとなる場合があります。

 

 

任意整理の流れ

ステップ1 司法書士に相談・債務整理を依頼
ステップ2

司法書士が各債権者に受任通知発送

※債権者に債務者への取立禁止の効力が発生 

ステップ3 取引履歴が司法書士に届く
ステップ4

・司法書士が取引履歴をもとに利息制限法に基づくひき直し計算

・ご依頼者様に取引履歴の確認と今後の返済計画を打ち合わせ

ステップ5

司法書士が打合せ内容をもとに、各債権者に返済計画を提案・交渉開始

ステップ6

各債権者と和解成立(和解契約の締結)

ステップ7

返済開始・3年から5年で完済

任意整理の事例

私が、担当した任意整理をご紹介します。

 

どうぞ、ご覧ください。